辞書ではわからない。縫製と裁縫の違いをニュアンスまで解説

ファッション用語解説

突然ですが縫製と裁縫、違いはなんだか分かりますか?

洋服を仕事にしている人間からすると全然違うニュアンスなのですが、一般の方が なんとなく似たものと感じる気持ちもわかります。

そこで専門学校で講師もしている大倉が 縫製と裁縫の違い について、リアルなニュアンスを含めて解説してみたいと思います。

辞書で調べると、こんな意味

縫製と裁縫を辞書で調べるとこんな意味になります。

縫製[名](スル)縫い合わせて衣服などを作ること。「紳士服を縫製する」「縫製工場」

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裁縫[名](スル)布地を裁って衣服などに縫いあげること。針仕事。お針。「裁縫箱」

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分かったようなわからないような。同じことを別の言い方で言っている感じがしますよね。ちなみに裁縫も縫製も英語はSewing(ソーイング)のようです。やっぱり調べても混同してしまいます。

なので、ここからは私の体験をもとにリアルに使われているニュアンスを解説していきたいと思います。

現場の会話で使われる縫製の意味とは?

縫製とは「ミシンで縫って衣類を作る仕事の事」です。

私の経験上では基本的に仕事で使われる言葉です。

「縫製をお願いする」と言ったら、縫製工場などにいるプロの縫製職人さんに依頼する仕事
というニュアンスになります。そのため ほとんどの場合は、有料であることを意味します。

対して、裁縫とは「手縫いでする家事の一部である針仕事」です。

これは手でチクチクと並縫いしながら縫い合わせていくニュアンスです。趣味や家事の範疇に分類されるので、一般人が洋服のほつれを直したりボタンを付けなおしたりする針仕事ということになるでしょう。

辞書には載っていない会話で使うニュアンス

辞書には載っていない会話で使うニュアンスとしては

  • 縫製はプロに有料で依頼する(量産またはサンプル作成の)ミシン仕事
  • 裁縫は一般の人が(趣味や家事の一部として)縫い針を使って縫うこと

と、なります。

全然違いますよね。私が「ここちょっと縫製してよ」なんて会話を聞いたとしたら、有料の覚悟があるんだな。と、完全に勘違いすることでしょう。使い方には気を付けたいですね。

では、本日はこの辺で。
ご覧いただきありがとうございました。

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