専門家が教える「やってはいけない型紙のサイズ変更」

ファッション用語解説

型紙(パターン)はあるけど、違うサイズの型紙が欲しい!
そんな風に感じたことはありませんか?

でも、初心者の人が「やってもいいサイズ変更」と「絶対やめた方がいいサイズ変更」があります。そこで10年以上パタンナーとして活躍し、専門学校で非常勤講師をしている大倉が やってはいけない型紙のサイズ変更 について解説いたします。この記事を読むと、サイズ変更していい場合とそうでない場合が分かります。ぜひ最後までご覧ください。

実際の現場ではパターンはどうしているのか?

では、まず実際アパレルメーカーが型紙を作る時どうしているのか?そこから解説していきます。

どんな服でも最初はサンプルを作る所から始まるのですが、この時はいわゆる Mサイズ の型紙しか作りません。

このサイズがマスターサイズと言われ、基準の大きさとなります。そこから大きいサイズや小さいサイズへ型紙を展開いくわけです。こういった型のサイズ変更を グレーディング といいます。

だから、一つの型紙から違うサイズに展開していくのは普通に行われていることなんですね。

どんな風にやるのか?

どんな風にやるかというと、部位ごとで数値を変更していきます。

Mサイズの肩幅が38cmなら、Lサイズはそこに+1cmとか

バストはMサイズから+3cmプラスといった具合です。

だから「コピー機で80%に縮小」みたいに一律で寸法を変えたりはしません。そうするとシルエットが悪くなってしまうからです。要は、別のサイズの型紙は別で作ります。結構大変だと思いませんか?

今はグレーディングのほとんどを CAD でやりますが、それでも部位ごとに縦横寸法を変えていくので、計算を間違えられない大事な仕事となっています。

一般ではどうしたらいいのか?

アパレルメーカーさんのやり方が分かった所で、一般の人が手書きで型紙を修正したい場合はどうしたらいいでしょうか?

型紙を変更するのは、実際によく行われている操作なので部分的に変更することは可能です。例えば、着丈・袖丈など簡単な部分であれば、自分で変更することも可能でしょう。丈を+1cmしたければその分を付け足すだけですから。

つまり、やってはいけない難易度が跳ね上がる難しい部位が存在するって事です。

それが袖がついている部分です。アームホール(AH)と言われ、袖と身頃(体のパーツ)がカーブで縫い合わさるため、寸法の調整が難しくなります。アームホールには身巾も関連する為の修正もおすすめできません。無理やり身巾と袖巾を削る方法で調整できなくもないですが、プロはまずやりません。シルエットが変になるので。

そのため、型紙の知識がない人が、袖周りをいじるのはオススメしません。知識のある方に相談しましょう。インテーゼでも質問があれば無料でお答え致します。お問合せから気軽にご相談ください。

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