女性から男性へ性転換したトランスジェンダーがもつ洋服の悩み

Ryojiさん 洋服作成例

こちらのRyojiさん、産まれた時は女性でした。今は、戸籍も変更し男性です。

僕は、トランスジェンダーでFTMです。 産まれた時は女性でした。 2018年7月にホルモン注射を打ち始めました。 2018年12月にタイで手術(乳腺摘出、子宮卵巣摘出)を し2019年には戸籍変更をしています。 現在会社員として働いています。

Ryoji

FTMとは Female ​to Maleの略 で、女性から男性に性別の移行を望む方の総称です。

Ryojiさんが、洋服について相談にいらっしゃったのが2022年の3月上旬。以前から洋服について悩みがあったようです。

LGBTのトランスジェンダーが持つ洋服の悩み

RyojiさんはいわゆるLGBTのトランスジェンダーで、服選びに悩みを持っていたそうです。特にパンツは…

  • メンズを選べばサイズが合わず
  • レディースを選べば、シルエットやポケットなどが女性的

男女のパンツの違いは、サイズの違いだけでなく実用面でもかなり違います。男性は、ポケットに財布や携帯など入れて使う人が多い為、機能性が求められます。

一方、女性は財布や携帯などはバッグに入れて持ち歩く方が多い為、ポケットはかなり小さく男性が求めるような機能性はありません。

これだけLGBTが注目される中、どうしてトランスジェンダーの方の服は少ないのでしょうか?

なぜトランスジェンダーの服は少ないのか?

縫製工場で洋服を作る際は、「○○枚以上から作成します」などロットと言われる最低作成枚数が存在します。枚数が多いほど、コスト面でも安く作成できるからです。

そのため、トランスジェンダーの方を考慮して作るよりも男性・女性で分けてしまった方が生産面では効率的となります。実際に着用できないわけではありませんから。

つまりRyojiさんのようにトランスジェンダーの方が、自分に合った服が探しにくいというのは必然的に起きたと考えられます。

だから、FTMのためのブランドを立ち上げる

そんな風に自由にファッションを楽しめなかったRyojiさんが2022年にインテーゼで「誰もが自分らしく自由にファッションを楽しむ」をコンセプトとしたブランドを立ち上げます。

「誰もが自分らしく自由にファッションを楽しむ」

・誰もがファッションを楽しむ権利がある。
→着たい服を着ていい。セクシャリティーを問わず自分が着たいと思った服を着れるように ・コンプレックスがある中でも、自分の着たい服を選び、着たい服を着れるように。
→自分もコンプレックスを抱えており、それを踏まえて同じ悩みを持っている人の何か力にな りたい。

Ryoji

この勇気ある行動をインテーゼは服作りで応援していきます!

よければ皆様も応援お願いいたします!

コメント

タイトルとURLをコピーしました